栄養情報
食品の形態
嚥下レベルに合わせ、5段階に食品を分類。一人ひとりの状態に合わせた食品形態をご紹介します。
あなたに合った食品の形態
摂食・嚥下障害がある場合は、食品の形態や物性に注意して食事をすることが大切です。食品の形態は、均質なものとして、ゼリー状、ムース状、ミキサー状などがあります。健康な方の食べる食事(普通食)は、不均質な食事です。嚥下機能が低下すると、不均質な食事でむせたり、咳き込んだりすることがあります。このような場合でも、ゼリーやプリンなどの均質な食べ物なら、食べることができることもあります。一方、咀嚼する力が低下しても嚥下ができれば、不均質な食品を食べることができる場合もよくあります。ただ、普通食は、硬すぎて食べることのできないものもありますので、調理方法を工夫して軟らかくしてください。

嚥下機能が低下した方に適する食品の物性を調べるには、個々の食品の「かたさ」「まとまりやすさ」「くっつきやすや」を総合的に判断する方法があります。このように、食品形態と物性を総合的に判断し、嚥下食を分別していることもあります。本サイトでは、脳卒中の後遺症で起こるような嚥下障害の方が嚥下の訓練として食べるレベル(L0)から、嚥下機能は正常に近いけれど咀嚼する力が弱い方が食べるレベル(L4)まで5段階に分別する嚥下食ピラミッドによる分類を行っています。詳しくはかかりつけの医療専門家にもご相談ください。
嚥下食とは
嚥下食は、誤嚥の防止、のどの奥に食べ物が残らないようにすることを目的としたものです。そのため、病院、施設、在宅のどこででも患者さんの嚥下レベルに合わせ、なるべく口から食事ができるように考えられています。

嚥下ピラミッドの分類

- L0
お茶や果汁をゼラチンで固めたゼリー。たんぱく質は2g以下/100g。
- L1
スープ、濃厚流動食、重湯などをゼラチンで固めたゼリー。べたつき感やざらつき感が少なく粘膜にくっつきにくいもの。たんぱく質は含まれてもよいが、魚介類や肉類は原則として含まない。
- L2
ペースト食をゼラチンで固めたもので、ざらつきのあるゼリー、ムース状のもの。肉・魚類、食物繊維の多い野菜類も対象となる。舌の押しつぶし機能、食塊(しょっかい)(食べ物を口に入れた時に噛み砕き、唾液と混ぜ合わせて出来た飲み込む前のかたまりのこと)保持機能、食塊移送ができることが必要。
- L3
ペースト食やクラッシュ状のゼリーなど。不均一な物性(口ざわり)のものは、ゲル化剤(ゼリー状に固めるもの)を利用し、まとまりやすくする。
- L4
やわらかくした食事で、煮物や水分を含むものなどが多い。主に噛む機能が低下した方向け。
- L5
普通の食事。

