栄養情報
食事の量や食欲が少なく、栄養が気になる
低栄養状態になると、生理機能や感染に対する免疫力が低下し、傷の治りが遅くなることがあります。
- 低栄養状態とは?
- 食事のポイント
低栄養の症状
「低栄養」については、今のところ統一された基準がありません。しかし、75歳以上の方の方については介護予防のためにも栄養状態を改善する必要がありますので、厚生労働省より、以下の指標が出されています。

- BMI:体格指数(体重÷身長2)が18.5未満
- 6ヵ月以内に3%以上または2~3kgの体重減少があった
- 血液検査の結果、“血清アルブミン値”(血中のたんぱく質の一種)が3.5g/dL以下
- 出された食事を1/4以上残す
低栄養の原因
特に高齢者の場合、口の中の問題(義歯の不具合など)、摂食・嚥下(えんげ)の問題、病気(治療による食欲不振や疾患による痛みなど)などで食べられないことがあったり、身近な人の不幸で気持ちが落ち込んだり、料理をしたり買い物に出る気にならないなど、食が進まなくなって食事量が減り、その結果栄養不足になるということが背景にあります。
低栄養の対処法
原因や状態によって対処法は異なりますが、足りないまたは必要な栄養素を中心に補給することが大切です。
口から食事をすることが理想ではありますが、それが難しい時、消化器管が機能しているのであれば、胃、十二指腸などの消化管に直接流動食を投与する方法もあります。

一回にたくさん食べられない場合は、食事回数を増やしましょう。
間食として市販の栄養補助食品を使うのもよいでしょう。食べる環境を整えたり、少量でエネルギーの高い食品を取り入れたりするのも効果的です。
具体的には医療従事者の指示を受けてからはじめてください。
低栄養の相談
病院の管理栄養士をはじめ、治療の過程で出会う医療専門家に気軽に相談してみましょう。
また、低栄養のリスクが高い場合は、お住まいの地区の「地域包括支援センター」に相談してみましょう。
市町村の介護予防ケアプランに参加することができるかもしれません。

監修:武庫川女子大学 生活環境学部 食物栄養学科
教授 雨海 照祥先生
<参考>
- 栄養改善マニュアル(改訂版) 厚生労働省 H21年3月
- 香川芳子監修, 五訂増補 食品成分表2009. 女子栄養大学出版, 2008

