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栄養情報

食事の量や食欲が少なく、栄養が気になる

低栄養状態になると、生理機能や感染に対する免疫力が低下し、傷の治りが遅くなることがあります。

食事のポイント

長年の習慣を反映した食生活を続けていたり食欲に合わせて食べたりしていると、低栄養の状態になっていても気づかないままになっていることがあります。しかし、無理は禁物。食事そのものが負担になってしまいかねません。
基本的に口から栄養をとる場合のポイントをあげます。

栄養バランスよく

栄養素にはそれぞれ重要な働きがありますが、身体の中でお互いに作用しあうものです。そのためバランスよく食べて栄養素をバランスよく摂るようにしましょう。

栄養素の働き

図:栄養素と主な働き。五大栄養素(たんぱく質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミン、水、食物繊維)三大栄養素(たんぱく質、脂質、糖質)のそれぞれの主な働き。たんぱく質:筋肉などの骨格を作る。エネルギー源になる。脂質:エネルギー源となる。ミネラル:身体の調子を整える。骨や歯の成分になる。ビタミン:身体の調子を整える。水:命の維持するのに必要不可欠。体温調節をする、栄養分や身体の成分がそれぞれ変化して機能するのを助ける、老廃物を体外に出す。食物繊維:余分な成分や有害な成分の排出を助ける。

食べる量を多くする

食べる量がだんだん減ってきた、というようなときは、旬のものを取り入れたり、色どりや香りのよい(患者さんにとって好ましい)料理を加えたりしましょう。また、献立の中に、好物を加えると食べる意欲がわきます。

食べる量が少ない時は回数を多くする

食欲がなかったり、体調がすぐれない、すぐ満腹になるなどで、一回の食事量が少ない時は、間食で栄養を補います。食事で不足しがちなたんぱく質やエネルギー、ビタミンやミネラルが補えるとよいでしょう。おすすめの間食は、ゼリー、牛乳やヨーグルト、果物、小さいおにぎり、栄養補助食品などです。

水分不足に注意する

のどの渇きを感じにくくなっていることもあります。通常、食事からも水分が摂れますが、食事量が半分に減ると水分も減ってしまいます。1日に1500mLは水分が必要ですので、食事の後にはお茶を飲む、間食で牛乳を飲むなどして、水分補給をしましょう。

その人に合った形態で食べる

かむ力や飲み込む力が弱っていることもあります。飲み込みが悪いと、食べたものが誤って気管から肺に入り、危険です。かむ機能や飲みこむ機能のレベルは一人ひとり違いますので、詳しくはかむ力や飲み込む力が気になるをご参照ください。

監修:武庫川女子大学 生活環境学部 食物栄養学科
教授 雨海 照祥先生

<参考>

  • 栄養改善マニュアル(改訂版) 厚生労働省 H21年3月
  • 香川芳子監修, 五訂増補 食品成分表2009. 女子栄養大学出版, 2008

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